こんにちは。福田泰裕です。
コロナ禍で、生徒たちの学習活動は大きく制限されてしまいました。
グループワークや対面での活動も禁止され、全国の教員は生徒たちに最適な学びを提供するため、工夫して授業を行っています。
そんな中、GIGAスクール構想によって全国の学校の教員・生徒たちへタブレットが配布されました。
この苦しい状況を打破するために、タブレットを利用しない手はありません。
私は数学教師ですが、英語の授業でGoogleドキュメントを使うスピーキングの授業をご紹介したいと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
まず、Googleドキュメントの音声入力をご存じでしょうか。
Googleの検索画面の左上から、「Googleドキュメント」を開くことができます👇
「空白」を選び、新しいドキュメントを作成しましょう👇
「Googleドキュメント」は、Officeソフトの「WORD」と似たような機能をもつWEBアプリです。
上のタブから「ツール」をクリックし、「音声入力」をクリックします👇
すると、マイクが現れました。
このマイクをクリックしてください👇
(マイクの使用について聞かれたら「許可」をクリックしてください。)
マイクが赤く光りました。
この状態でマイクに向かって話しかけると…👇
このように、自動で音声を文字に変換してくれます!!(超感動!!)
(「まる」と言うと、読点「。」を打つことができます。)
試しに、マイクに向かって適当に喋ってみてください。
かなりの精度で、思った通りの日本語入力ができます。
これがGoogleドキュメントの音声入力です。すごいですね…
このGoogleドキュメントは、様々な言語に対応しています。
マイクの上の「日本語」の部分をクリック👇
多くの言語の中から「English (United States)」をクリック👇
これで、音声入力が『英語モード』になりました。
マイクをクリックして、英語で話しかけてみましょう!👇
上手く「I like baseball」と発音すると、上のように表示されます。
しかし発音が悪いと、正しく入力できません…👇
悲しいですが、これが現実です。
(英語が苦手な筆者は、「I like baseball」と表示されるまでに5回もかかりました😢)
発音に対してソフトによる客観的な評価が下されるので、生徒1人ひとりが自分の発音を見直すことができます。
それでは、このGoogleドキュメントの音声入力を用いたスピーキングの授業の例をご紹介します。
最も単純な使い方が、単語や文章の発音練習です。
教科書に出てくる新出単語や例文をマイクに向かって喋り、正しい単語や文章が出るように繰り返し練習します。
発音が間違っていれば、正しく表示されません。
ペアワークよりも、ずっと効果の高い活動になるかもしれません。
グループをつくり、1つの文章を完成させる活動です。
例えばクラスで3人ずつのグループをつくり、そのグループで1つのドキュメントを共同編集します。
3人で協力して、教科書などに書かれた文章を完成させます。
早く全文が完成したグループが優勝です。
誰かと競うことで、楽しく盛り上がることができると思います。
あらかじめ「Taro:」「Hanako:」のように入力したものを生徒たちに配布し、2人で協力して会話文を作成していきます。
例えば「週末の過ごし方について会話する2人」や「朝起きれないTaroを説得するHanako」のように、話のテーマを設定しても面白いかもしれません。
最後に完成したドキュメントをクラス全員で共有し、見せ合うと盛り上がるでしょう。
いかがだったでしょうか。
Googleドキュメントの音声入力は、普通に日本語入力ソフトとしても超有力な機能ですが、このよう英語のスピーキングの授業に役立てることもできます。
以前の学校で行われていたような『教師が前に立って単語カードを掲げて発音し、生徒たちが真似をする』という発音練習では味わえない、精密な発音が要求されます。
このGoogleドキュメントの音声入力を使えば、生徒たちも楽しみながら発音練習ができるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここで紹介したこと以外の授業の例や、質問やご意見、ご感想などがあればコメント欄にお願いします👇