こんにちは。福田泰裕です。
コロナウイルスによる休校などで、教育のICT化が大きく進みました。
その中の目玉が、Google Classroomです。
Googleが提供するサービスで、学校なら無料で利用することができます。
Classroomはとても便利なサービスなのですが、導入するためには多くの時間と労力を必要とします。
この記事では、私が自分の勤務校でClassroomを導入するまでに出てきた問題点と、どのように解決したのかについて紹介していきます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
Classroomでフォームを利用すると「権限が必要です」と表示される
Classroomを利用する際、とても便利なサービスの一つにGoogleフォームがあります。
このGoogleフォームを使うと、アンケートや小テストが簡単に行えて、自動集計までできてしまいます。
しかし、Classroomでフォームを利用すると、次のような画面が表示されることがあります👇
このように「権限が必要です」と表示され、アンケートに答えることができないのです。
理由は、フォーム作成時に回答者の制限をかけたため
この「権限が必要です」と表示される理由は、フォーム作成時に回答者の制限をかけたためです。
制限のかけ方は、こちらの記事に書いてあります👇
フォームを作成する際の設定画面で、③「信頼できる組織のユーザーに限定する」にチェックを入れると、学校用のG suiteのアカウントでしか回答できなくなるのです👇
Googleフォームを利用する際、SafariやChromeを使うことになる
Classroomには、学校用のG suiteアカウントでログインしているんだけど…？
と思われるでしょう。
しかし、Classroomにログインできていても、アンケート回答時にこの「権限が必要です」は表示されます。
その理由は、Googleフォームを利用する際は、SafariやChromeを使うことになるためです。
つまり、Classroomでは学校用のアカウントでログインしていても、SafariやChromeのアカウントが違えば回答できないということです。
SafariやChromeのアカウントを変更すると解決する
つまり、この「権限が必要です」と表示される問題は、SafariやChromeのアカウントを変更すれば解決します。
SafariやChromeのアカウントの変更方法
それでは、SafariやChromeなどのブラウザでのアカウントを変更する方法をご紹介します。
まずはスマホのホーム画面からそのブラウザを起動し、「Google」と検索してGoogleの検索画面（https://www.google.com/）へ行きます。
まだどのアカウントにもログインしたことがない場合は、画面右上の「ログイン」をタップします👇
別のアカウントにログインしてる場合は、画面右上のアカウントのアイコンをタップします👇
次に、「別のアカウントを追加」をタップして、学校用のアカウントとパスワードを入力してログインします👇
これで、ブラウザのアカウントを変更できました。
先ほどのGoogleの検索画面の右上のアカウントのアイコンで確認できます。
Classroomからフォームを開く
ブラウザのアカウントを変更できたら一旦ブラウザは閉じて、Classroomからフォームを開きます。
もしどのブラウザを使うのか聞かれたら、先ほどアカウントを変更したブラウザを指定してください。
これで、無事にアンケートに回答できるはずです！
まとめ：アカウントの変更がカギになる
いかがでしたでしょうか。
普段スマホを使って動画を観たり検索したりする際に、アカウントを意識することはほとんど無いと思います。
しかし、個人用アカウント（末尾が「@gmail.com」）と学校用アカウント（末尾が「@gmail.com」でない）を使い分けないと、Classroomを使うことができないのです。
やや面倒ではありますが、生徒にアカウントの存在を意識づける良い機会です。
このアカウントの変更方法を教えてあげることで、自分で解決できるようになるはずです。
「アンケートに答えられません…」と質問に来た生徒には、アカウントの変更の方法ｗを丁寧に教えてあげて、次回からは自分でできるように促してあげましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
質問やご意見、ご感想などがあればコメント欄にお願いします👇
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