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【教師のEXCEL講座】ASC関数~カタカナは全角のまま残す~

こんにちは。福田泰裕です。

指導要録や調査書をEXCELで作成する際に、

アルファベットや数字を半角で入力しましょう!

と事前に連絡しても、必ず全角で入力してしまう人がいます。
そういうとき、一つひとつ手作業で修正するのはとても大変です。

そこでASC関数を使えば簡単に半角に変換することができます。
「ASC関数って何?」という方は、こちらの記事からご覧ください👇

今回は、ASC関数で変換する際に、カタカナは全角のままのこす方法をご紹介します。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

目次

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ASC関数だとカタカナは半角に変換される

ASC関数は、アルファベットと数字を半角に変換してくれる関数です。
しかし、次のようなことも起こります。

ASC関数を使うと…👇

カタカナも半角に変換されてしまうのです…。
半角カタカナでも良いならばこれで良いですが、「カタカナは全角で入力したい!」というときに困ってしまうのです。

ASC関数、値の貼り付け、PHONETIC関数を組み合わせる

それを解決するために、ASC関数、値の貼り付け、PHONETIC関数を組み合わせます。

PHONETIC関数は、読み仮名を表示する機能をもつ関数です。
使い方と機能の説明は、こちらの記事をご覧ください👇

手順①:ASC関数ですべて半角に変換する

まず、ASC関数ですべて半角に変換します。

セルB1に、
=ASC(A1)
と入力します👇

オートフィルを使うと…👇

このように、アルファベット、数字、カタカナがすべて半角に変換されます。

手順②:「値の貼り付け」をする

次に、ASC関数で半角に変換したセルを「値の貼り付け」で別のセルに貼り付けます。

まず、先ほどのセルを選択して、Ctrl+Cでコピーします👇

次に、セルC2で右クリックして、「値の貼り付け」をクリック👇

すると、同じものが貼り付けられます。
見た目は同じですが、B列にはASC関数の数式、C列には数式ではなく、見たままの文字列が入っています👇

手順③:PHONETIC関数で読み仮名を表示する

次に、C列の読み仮名を取得します。

セルD1に、
=PHONETIC(C1)
と入力します👇

オートフィルを使うと…👇

カタカナを全角に戻すことができました!

まとめ:カタカナは全角のまま、数字とアルファベットのみ半角に変換することができる

いかがでしたでしょうか。

今回の記事をまとめると、次のようになります。

まとめ

カタカナは全角のまま、数字とアルファベットのみ半角に変換する手順

手順①:ASC関数ですべて半角に変換する。
手順②:「値の貼り付け」でコピペする。
手順③:PHONETIC関数で読み仮名を取得する。

この3つの手順を覚えておけば、カタカナは全角のまま、数字とアルファベットのみ半角に変換することができます!

これで指導要録や調査書をEXCELで作成する際に、いちいち手作業で直す必要がなくなります!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

質問やご意見、ご感想などがあればコメント欄にお願いします👇

福田 泰裕

33歳、2児の父。 山口県の高校教師で、担当は数学と情報。 毎日定時ダッシュするために、働き方改革を実施中。 数学教育・情報教育・教師の働き方・教師のEXCEL講座などを記事にしています!