こんにちは。福田泰裕です。
短大・専門学校の入学試験や、大学の推薦入試・AO入試では面接試験が行われることが多いですね。
面接試験に向けての対策といえば、まずは頻出質問の答えを考えることから始めると思います。
「面接試験頻出質問・最も聞かれる18問」はこちら👇
今回は、この頻出質問の1つ「あなた自身について」の答え方についてお話していきます。
質問 | |
---|---|
⑭ | 自己PRをしてください。 |
⑮ | 長所・短所を教えてください。 |
⑯ | 最近のニュースの中で、気になるニュースはありますか? |
⑰ | 最近読んだ本で、気に入った本はありますか? |
⑱ | 休日は何をして過ごしていますか? |
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
この「自己PR」や「長所」の質問も、面接試験では頻出質問です。
自己分析がどれだけできているのか、自分自身の強みをちゃんと理解しているのかを確認しています。
日本の若者は、自己肯定感が外国の若者に比べて低いということが言われています。
そのような中で、やはり自分に自信をもっている人は強いです。
この「自己PR」と「長所」の質問は、まさにあなた自身が自身をもっていることを聞いています。
あなたは、どのように答えますか?
この「長所」は、実はとても難しいです。
高校での総合的な探求の時間などの活動で自己分析を行うと、短所はすぐに書けるのに、長所はまったく書けない高校生がとても多いです!
それは、やはり自己肯定感の低さの表れでしょうか……。
そのような高校生に、良い方法があります。
それは、短所を長所と言い換えるのです!
例えば、あまり深く考えず行動してしまう「計画性がない」という性格は、「行動力がある」と言い換えることができます。
その言い換えの例を次のようにまとめました。
短所 | 長所 |
---|---|
計画性がない | 行動力がある |
優柔不断 | しっかり考えて行動する |
周りに流されやすい | 協調性がある |
没頭してしまう | 努力できる |
抱え込んでしまう | 責任感がある |
楽天的である | ポジティブに考えられる |
心配性である | 計画性がある |
神経質である | 几帳面である |
理屈っぽい | 論理的である |
仕切りたがりである | リーダーシップがある |
このように、ほとんどの短所は、長所と言い換えることができるのです。
どうしても長所が見つからない人は、この置き換える方法で長所を見つけましょう。
長所が決まれば、次はどのように話していくのかを考えましょう。
面接試験で一番ダメな例が、アピールすれば良いということで、長所を列挙するパターンです。
私は責任感のある人間です!
協調性もあり、いつも計画的に行動するようにしています!
また、忍耐力にも自信があります!
このように並べて言っても、まったく説得力がないですよね。
(本当に、そんなにできるの……?)
と思われても無理はありません。
あれもこれもアピールしたい気持ちは分かりますが、面接官に強い印象を与えるためにも、
アピールする長所は1つに絞りましょう。
その1つの長所を、全力で面接官にアピールするのです。
志望理由書の記事でも書きましたが、説得力を高めるためには具体例が最も分かりやすいです。
✅志望理由書の書き方の記事はこちら👇
私は責任感があります!
と言われてもピンときませんが、
私は責任感があります!
生徒会執行部として、学校行事の運営では準備から片付けまで、仲間と協力して最後まで取り組みました!
のように、具体例を示してくれるほうが説得力が遥かに増します。
自分の性格をアピールするには、それを裏付ける具体例を示すようにしましょう。
面接試験では、自分の良いポイントだけをアピールしたいから、短所は言いたくないなぁ……
ということを考える気持ちも分かります。
しかし、短所がない人間などこの世にはいません。
面接官はなぜ短所を聞くのでしょうか。
それは、あなたが短所とどのように向き合い、克服に努めているのかを聞こうとしているためです。
あなたの短所を教えてください。
はい、私の短所はすぐ緊張してしまうことです。
克服するために、大勢の人前で話すときは、喋る内容を事前に考えておき、練習して自分に自信をつけてから話すように心がけています。
このように、短所とちゃんと向き合い、克服しようとしている姿を示すことができればアピール成功です。
短所を克服する姿を示せばよいですが、短所を「〇〇できないこと」と話すのは良くありません。
私の短所は、友達とうまく馴染めないことです。
このように、「〇〇できない」と言ってしまうと、面接官にマイナスのイメージを与えてしまいます。
同じような内容でも、
私の短所は、友人と会話する際に相手に気を遣いすぎてしまうことです。
このように言えば面接官へマイナスのイメージを与えることなく、克服している姿をアピールすることができます。
言い方ひとつで、相手に与える印象が変わるので注意しましょう。
「最近のニュース」「最近読んだ本」「休日の過ごし方」など、最近のあなたの生活についての質問もあります。
この質問は、無理に志望理由や将来の目標とつなげようとすると、かえって不自然になってしまいます。
最近の気になるニュースは、インフルエンザが流行しているというニュースです。
私は将来、インフルエンザの危険性を多くの人に伝え、感染を防いでいきたいです!
これだと、不自然ですよね?
よく考えてみてください。
ニュースを見たり、本を読んだりしたとき、いちいち将来のことと結び付けて考えますか?
そんなことはないはずです。
もっと、感じたことを自然に答えましょう。
最近の気になるニュースは、インフルエンザが流行しているというニュースです。
私はこの試験もあるので、感染しないように手洗いとうがいを欠かさず行うように心がけてきました。
とか、
最近読んだ本は、〇〇という本です。
私はこの本の作者が好きで、すべて読んでいます。この作者の、登場人物の心情の描写がとても好きで、自分がその人物になったかのような文章になっています。
とか。
このように、「最近の〇〇」という質問には、自然な感想で答える方が良いです。
いかがでしたでしょうか。
面接試験の頻出質問その3「あなた自身について」の答え方についてお話ししました。
今回の記事をまとめると、次のようになります。
自分の長所はしっかりアピールして、短所は克服する姿勢をアピールしましょう!
面接試験のオススメ記事はこちら👇
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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