こんにちは。福田泰裕です。
短大・専門学校の入学試験や、大学の推薦入試・AO入試では面接試験が行われることが多いですね。
面接試験に向けての対策といえば、まずは頻出質問の答えを考えることから始めると思います。
「面接試験頻出質問・最も聞かれる18問」はこちら👇
今回は、この頻出質問の1つ「高校生活について」の答え方についてお話していきます。
質問 | |
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⑦ | 高校生活で最も力を入れて取り組んだことは何ですか? |
⑧ | 高校生活で最も思い出に残っていることは何ですか? |
⑨ | ボランティア活動には参加したことがありますか? |
⑩ | 部活動では、何が一番思い出に残っていますか? |
⑪ | 部活動で、最も大変だった経験は何ですか? |
⑫ | 得意科目・苦手科目は何ですか? |
⑬ | 何か資格は持っていますか? |
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
目次
あなたの高校生活について尋ねる質問です。
面接官がこの質問をする理由は、あなたが高校時代に何を考えながら過ごしていたのかを知りたいからです。
何も考えずにボーッと生きていると、誰かに叱られてしまいますよ。
この「高校時代について」の質問で勘違いしてはいけないことがあります。
それは、高校時代の実績を聞いているのではないということです。
私は将来、看護師を目指しています!
高校時代、最も力を入れて取り組んだことは何ですか?
はい、部活動です!
私は高校時代、ソフトテニス部に所属し、毎日遅くまで練習を頑張りました。
3年生ではキャプテンとなり、部員をまとめました。
最後の大会では、団体戦で県大会3位、私自身は個人戦で県大会ベスト4に入りました!
このように華々しい成績を鼻高々に並べても、面接官はこう思います。
(それは調査書に書いてあるから知ってるし、看護師になって何か役に立つの?)
そう、受験の申し込みの際に調査書というものを一緒に送付すると思います。
その調査書には、成績や欠席日数だけでなく、部活動の成績やボランティア活動の記録も載っています。
だから、面接官はもう知っているのです。
今さら改めてアピールされても、加点のしようがありません。
人間は様々な経験を通して成長していきます。
もちろん成功するときもあれば、失敗するときもあります。
しかし、すべての経験があなたを成長させてくれるのです。
面接官は、その経験からどのように成長したのかを聞きたいと思っているのです。
日本に高校が何校あるでしょうか?
学校の数だけ部活動があり、部活動の数だけキャプテンがいます。
キャプテンなんて、珍しくも何ともありません。
だから、
キャプテンを務めていました!
と言われても、
(…で?)
という感じです。
しかし、キャプテンとは大変な仕事です。
時には後輩を叱る場面もあったり、同級生と言い合いになったり、揉めている部員の仲裁に入ったり、顧問とうまくいかなかったり……様々な経験をするはずです。
そう、むしろ面接で話すべきはこの様々な経験の話なのです!
例えば、
最初はキャプテンの私が練習メニューを考えていたんだけど、部員が陰で「いつも同じ練習ばかりでやる気が出ない」と言っているのを聞いてとても落ち込んだ。
でも、副キャプテンや同級生が慰めてくれた。
全員で話し合う時間をつくって、週1日はその週の練習メニューを話し合いで決める日にしたら、全員が活き活きと練習するようになった。
そこから、落ち込んでいるときは仲間の存在がとても心の支えになることと、自分だけ頑張るのではなく話し合う時間を取るとチームの雰囲気が良くなることを知った。
という経験があれば、それはもうあなただけの特別な答えになります。
特に大事なのが、後半の部分です。
その経験から学んだこと、成長できたことを考えましょう。
この経験を入れると、次のようになります。
私は高校時代、ソフトテニス部に所属し、毎日遅くまで練習を頑張りました。
3年生ではキャプテンとなり、部員をまとめました。
キャプテンの私が練習メニューを考えていたのですが、部員から不満が募って悪口を言われたとき、私はとても落ち込みました。
その時、副キャプテンや同級生が慰めてくれたおかげで立ち直りました。
全員でミーティングをして、週1日は話し合ってその週の練習メニューを決める日とすると、部員全員が活き活きと練習するようになりました。
そして最後の大会では、団体戦で県大会3位、私自身は個人戦で県大会ベスト4に入りました!
私はこの経験から、 落ち込んでいるときは仲間の存在がとても心の支えになることと、自分だけ頑張るのではなく話し合う時間を取るとチームの雰囲気が良くなることを知りました。
看護師になったら、落ち込んでいる仲間や患者さんがいたら積極的に声を掛け、心の支えとなりたいと思います。
このように、その経験から何を学び、どう成長できたのかを入れることが大切です。
また、その学んだことが将来どのように活かせるかを話すのも良いでしょう。
パーフェクトな人間は絶対にいません。
誰にでも苦手な分野があり、誰にでも失敗はあります。
そのような苦手分野や失敗をどのように克服してきたのかも、あなたの考えを知る上でとても重要です。
なぜなら将来仕事に就いたとき、「若いうちの失敗は許される」とは言いますが、同じ失敗を繰り返す人は信頼を失います。
人間は失敗したら反省し、次は失敗しないように克服しなければならないのです。
また、苦手分野を克服することも大切です。
大人になったら「嫌いだからやらない!」というワガママは許されません。
例え苦手分野でも、やらないといけないことから逃げることはできません。
人生は、失敗や苦手分野との闘いの連続です。
そこですぐに挫けたり、諦めてしまうような人は社会で求められていません。
失敗から反省して改善し、苦手を克服できる人間が求められているのです。
高校生活でも、様々な失敗をすると思います。
教科書を忘れたり、宿題を忘れたり、約束を破ってしまったり……小さなものまで数えれば切りがありません。
また、苦手な科目や単元があると思います。
数学が苦手、英語が苦手、球技が苦手、化学式を覚えるのが苦手……何かしら苦手分野があるはずです。
それらの失敗や苦手分野に直面した際に、どのように克服してきたのかを話の中に入れていきましょう。
そのため、
苦手だった教科は何ですか?
という質問は、
苦手だった教科は何で、どのように克服してきましたか?
と聞いているのだと考えてください。
だから、
はい、数学が苦手でした!以上です!
と答えるのではなく、
はい、数学が苦手でした。
計算が苦手だったので、丁寧に落ち着いて計算することでミスを防ぐようにしました。
また、授業後には先生や友人に質問して、分からないところを理解しようとしました。
のように、どのように克服してきたのかまでをセットで答えるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
面接試験の頻出質問その2 「高校生活について」の答え方についてお話ししました。
今回の記事をまとめると、次のようになります。
高校生活で何を経験し、どのように成長したのかを語ることが大切です。
しっかり準備して、自分の成長を伝えましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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