こんにちは。福田泰裕です。
短大・専門学校の入学試験や、大学の推薦入試・AO入試では面接試験が行われることが多いですね。
面接試験に向けての対策といえば、まずは頻出質問の答えを考えることから始めると思います。
「面接試験頻出質問・最も聞かれる18問」はこちら👇
今回は、この頻出質問の1つ「学校の志望理由」の答え方についてお話していきます。
「学校の志望理由」の質問 | |
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① | 本校の志望理由を話してください。 |
② | 〇〇学部(◇◇学科)を志望した理由を話してください。 |
③ | 本校入学後に、最も力を入れて取り組みたいことは何ですか? |
④ | オープンキャンパスでは本校にどのような印象を持たれましたか? |
⑤ | なぜ本校を選んだのですか? |
⑥ | 将来どのような仕事に就きたいですか? |
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
この質問は、間違いなく面接試験で最も多く聞かれる質問でしょう。
面接試験の第1問はコレ、と言ってほぼ間違いないです。
面接試験は、第一印象が最も大事です。
最初の質問でビシッと答えると、面接官に良い印象を与えることができます。
それによって良い雰囲気で面接を進めていくことができるのです。
それだけに、面接試験の第1問となる「本校の志望理由」は、しっかり考えていきたいところです。
面接官も、受験生がなぜ本校を選んだのか、どれくらい真剣に入学したいと考えているのかを見定めようとしています。
本音は「近いから」や「学力が相応だったから」だったとしても、当然ながらそんなことを言ってはいけません。
この「学校の志望理由」についての質問の答えを考える上で大事なことは、
「他の学校だとダメなんです!」という思いを面接官に伝えることです!
そのためには、他校と比較することが大切です。
例えば看護学校を志望している場合、第1志望校しか調べておらず、
実習の回数が多いことと、実習用の病室が4室あることに魅力を感じました。
と言ったとしても、
(あれ?うちは実習が短い方なんだけど……)
と思われたら、調べていないことが面接官にばれてアウトです。
「他の学校だとダメなんです!」 というアピールをするために大事なことは、他の学校と比較して特色を見つけることです。
例えば第2志望校を調べて、
第1志望「A看護学校」 | 第2志望校「B看護学校」 | |
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実習 | 1年次は無し 2年次に2週間 3年次に3週間×5回 4年次に3週間 | 1年次に1週間 2年次に2週間 3年次に3週間×9回 4年次に3週間 |
設備 | 実習用病室が4室 学費:46万円 実習には現役の看護師が講師となる 附属の病院が多数ある 設備が最新 | 実習用病室は無し 学費:53万円 現役の看護師の講義は無し 附属病院無し。提携病院はあり。 設備が最新 |
このように表にまとめると、それぞれの学校の特色が分かります。
こうやって比較したうえで、
御校には実習用の病室があり、そこで現役の看護師の方のお話を聞くことができる点に魅力を感じました。また、附属の病院が多数あり、そこで最新の設備を使って実習ができるため、志望しました。
このように志望理由を話せば、「他の学校ではダメなんです!」というアピールになります。
まずは上の項目でお話した通り、他校と比較してその学校の優れている点を調べましょう。
その際、学校のパンフレットやホームページを見て調べると思います。
しかし、パンフレットやホームページに掲載されている情報は誰でも見ることができます。
つまり、パンフレットやホームページに載っている情報だけを言ってもほぼ無意味です。
A看護学校 ホームページ |
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実習期間が長い! 就職率2年連続100%! 国家試験前には特別補習あり! 3年前に新しいキャンパスに移転! |
御校は実習期間が長いことと、就職率が2年連続100%で、国家試験前に特別補習をしてくださるという点に魅力を感じました。
3年前に建て替わった新しいキャンパスで、勉強に励みたいと思います!
すると、面接官はこう思います。
(ああ、この子はホームページしか見てないんだな……)
これでは合格が遠のいてしまいます。
面接官が見たいのは、その受験生の学校に対する思い、将来の展望、入学してから何をしたいのかなど、その受験生がどれくらい真剣に本校への入学を希望しているのかです。
オープンキャンパスで見たり聞いたりした情報、ホームページやパンフレットの情報をまとめつつ、そこで自分がどうなりたいのかをしっかり述べましょう。
御校は就職率が2年連続100%で、国家試験前に特別補習をしてくださる点に魅力を感じました。オープンキャンパスの際には、自習室で勉強されている学生の方々の姿を見て、同じ看護師を目指す仲間たちと共に励まし合って勉強できる環境だと思いました。私は、御校に入学すれば勉学に打ち込めると思い、志願しました。
このように、オープンキャンパスで見た事実に加えて、自分の思いや考えを入れていくことがとても重要になってきます。
大学・短大・専門学校へ入学することが人生のゴールではありません。
入学後・卒業後にどのような人間になりたいのかを考えておくと良いです。
「将来〇〇の仕事に就き、◇◇のように働きたい。」
という目標をハッキリさせることで、入学後に力を入れたいことに説得力が増します。
例えば、
将来、看護師を目指しています。
御校へ入学後は、看護の勉強だけでなく、英語の学習にも力を入れたいです。海外へ留学して、ネイティブと交流したいと考えています。
と言っても、
(え?なんで看護師なのに英語なの……?)
と思われてしまうのも当然です。
しかし、次のようにアプローチするとどうでしょう。
将来、看護師を目指しています。
現在、国際化が進み、外国人の患者さんが病院へ訪れる機会が増えています。
しかし、外国人の患者さんは、言葉が通じないことにとても不安を感じていると聞きました。
そのため、英語を喋ることのできる看護師が求められていると思います。
御校に入学後は看護の勉強だけでなく、 英語の学習にも力を入れたいです。海外へ留学して、ネイティブと交流したいと考えています。
かなり説得力があるように聞こえると思います。
これなら面接官も、
(なるほど!よく将来のことまで考えてる!)
と思ってくれるでしょう。
他にも、同じ看護師を目指すにしても、次のようなアプローチもあります。
将来、看護師を目指しています。
現在、日本では高齢化が進んでおり、病院まで来ることのできない高齢者が増えています。そのような高齢者のために、私は訪問看護師として働きたいと考えています。
高齢者の方は手足が不自由な方も多いので、私は御校に入学後は看護の勉強だけでなく、介護の勉強にも力を入れたいと考えています。
また、ボランティア活動にも参加して、地域の高齢者と関わる機会を増やしたいと思います。
単に「英語を勉強したい」「ボランティア活動をしたい」だけだと、不自然に感じられてしまうかもしれません。
しかし、将来目指す自分をハッキリさせることで、入学後に力を入れて取り組みたいことの説得力が増すのです。
いかがでしたでしょうか。
面接試験の頻出質問その1 「学校の志望理由」の答え方についてお話ししました。
今回の記事をまとめると、次のようになります。
志望理由は、面接試験で最も大切な質問です。
しっかり準備して、自分だけの個性ある志望理由を考えましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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